- 公開日:2025.11.17
- 更新日:2025.11.17
CEOに聞く![vs佐藤さん②未来無限予算編]
企業の成長を支えるのは、仕組みや数字だけではありません。
そこには必ず「人の想い」と「文化」があります。
この対談シリーズでは、SYNCHROTRONのCEO永井 芳憲と社員が率直に語り合うことで、私たちの社風や価値観の源泉に迫ります。
どのように未来を描き、どんな想いで挑戦を続けているのか――。
社内のリアルな声を通して、SYNCHROTRONという組織の姿をお伝えします。
前回に引き続き今回のインタビュアーはSYNCHROTRON在籍の佐藤 裕将氏 (CGディレクター)です。
佐藤さん(インタビュアー): 続いて、未来の話についてお伺いしたいと思います。シンクロは他の映像制作会社とは異なる動きをしていると仰っていましたが、これからどのような展開を考えているのでしょうか?
永井さん(回答者): 自分たちの作品を作って世界に販売したいですね。シンクロで仕事をする中で、素晴らしいクリエイターの方々と繋がることができました。その尊敬できる方たちとシンクロメンバーとが一緒になって、世界に向けた大きな作品を作り、私はプロデューサーとしてそのプロジェクトの成功を目指していきたいなと考えています。
佐藤さん: 具体的にはどのような作品を作りたいか、永井さんの中にビジョンはありますか?
永井さん: 実は、まだ水面下なのですが、現在進行中のゲームのプロジェクトがあるんです。僕はゲーム業界に身を置いていた経験もあるので、「自分たちのアイデアをアウトプットするならゲームが良い」という思いがあったんですね。ただ、「単にゲームで遊ばせる」目的ではなく、僕たちの専門分野である映像制作を大切にした、「映像を体感させる」ゲームを作りたいと思っています。シナリオも構築中で、完成版ではユーザーに濃厚な映像体験を提供する予定です。これを世界中に流通させる計画を進めています。この1〜2年間で実現したいところですね。
佐藤さん: 映像体感ゲームですか。それを実現するためには、どのような準備をしていますか?
永井さん: 計画に必要な資金をどのように捻出するかも重要なところです。現在のところでは、受託事業を通じて資金を集め、収益を上げているわけですが、もうひとつ新しい事業モデルを打ち立て、そこで出た収益の中から数千万円の資金を調達し、自分たちのコンテンツを作っていく計画をしています。
昨年から準備を始め、今年にはかなり現実味を帯びたプランも進んでいます。具体的にはまだ言えない段階ですが、収益性の高い事業をもう一本の柱としてゲーム制作の資金を集めていく予定です。
佐藤さん: ゲームについてさらに深掘りさせてほしいのですが、内容やシナリオに関しては、すでに決まっていることがあるのでしょうか?
永井さん: 今のところ、映像短編を中心にした内容を考えています。(※機密事項により省略)テイストとしてはサスペンス要素のあるストーリーにしたいと思っているのですが、某人気サスペンスドラマの脚本家さんとのご縁ができたので、一度シナリオを書いていただこうと打診中です。
「エキサイティングな展開の中で謎を究明していくストーリー」や「選択を迫られる臨場感」。そういった要素を組み合わせて、プレイヤーの心を掴みにいくようなコンテンツにしたいですね。映像にこだわったゲームというものは過去にもたくさんあるのですが、「映画のようなゲームなら映画を観たらいいんじゃないの?」とも言えてしまうと思うんです。だから僕は、まだこれまでに作られていない、もっともっと「ハメにいく」オリジナルコンテンツを作りたいんですよね。
……どうですか?今までにない作品だし、絶対当たると思いますよ。皆さんも一緒に作っていきましょうね。
佐藤さん:はい!めちゃくちゃ面白そうで、ワクワクする企画だと思います。それから、先ほどのお話の中に、ちょうど次に質問したかった話題が少し出たのですが……
これまでの映像製作現場では、プロとして、時間とお金をかけて丁寧に映像を作り上げる、というスタイルでやってきたわけですよね。
ですが近年はSNSが発達してきたことで、YouTubeショートやTikTokのような、わかりやすくてパパッと観られる「インスタントムービー」が台頭してきているように感じます。先ほど永井さんは「 YouTubeショートの中毒性に注目し、参考にしている」と仰っていましたが、それらはこれまで作ってきた映像とは全く異なるスタイルのものですよね。現在の YouTubeやTikTokの映像市場に思うところなどはないのでしょうか?
永井さん: なるほど。まず、僕たちは良い映像を生み出すために時間をかけ、研鑽していくというやり方はこれからも変わらないですし、その点を突き詰めていくことで他の追随を許さない映像制作会社になれると自負しています。ここは大事なポイントですね。
確かに今、映像製作の参入障壁が低くなっていますよね。「みんな動画クリエイターになって儲けよう」というノリで手軽に作った映像を安く流布している人もたくさんいますが、私たちはそういった「ちょっと動画で稼いでみようかな」という人たちにはとても追いつけない次元で、一線を画した存在でありたいと思っています。
大きなトルク、高い次元から「奥深い表現」がどう生み出されるかを発明・追求していきたいと思うんですね。 お手軽に作って流れている映像や、アルバイト感覚で作られたような映像は相応の馬力しかないんですよね。要は1馬力必要な映像に、そのまま1馬力のエネルギーをかけて作っているわけです。それに対して僕たちは、これまで研鑽して培ってきた一騎当千のメンバーが力を結集して、何千倍もの溢れるトルクがある。つまり、何千倍ものエネルギーがあるということです。 その大きなエネルギーを落とし込むということで、いかに濃縮された映像体験を生むか、ここに期待しているんです。
僕たちの作ってきた映像と簡易的な映像とは全然違う、と佐藤さんは言っていましたが、結果として溢れ出るエネルギーで何を作るか?なんですよね。僕らの豊かな経験値をそこに向けることで新たなアプローチや、まだ誰もやっていない発明が生まれそうじゃないですか?
佐藤さん:確かに、そこに新しい可能性がありそうです。ありがとうございました。
